ごあいさつ


平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社は昭和49年に会社を設立し、昨年12月に創立50周年を迎えました。この記念すべき50年という節目の年を迎えることができましたのも、これまでさまざまな形で支えてきてくださったお客様、ご関係の皆様のおかげであり、厚く御礼申し上げます。

私の社会人としての第一歩は、自動車整備工場を経てトラック・バス販売会社の営業から始まりました。セールスマン時代に培った経験は、現在も掛け替えのない財産として感謝しております。自動車販売に携わりながら、トラックを売る側から使う側へ挑戦する意欲が沸き上がり、脱サラをして資本金150万円、中古車5台で白金運輸有限会社を設立しました。社名は電子部品メーカー白金製作所様(東京都大田区)の江刺進出に伴い、友人や地域を代表する方々から製品輸送のお声掛けをいただき、同社の空きスペースの一角を借用して車庫を構え、同社の輸送を手掛けたことから迷うことなく決定しました。
運送業は地域社会の発展に欠かすことのできない重要なインフラとしてだけではなく、日常生活や産業の振興全てに直結した公共性の高い事業であることを誇りに持ち、白金運輸がスタートしました。しかし、スタート直後に「オイルショック」が直撃し、最初の大きな壁に突き当たりました。その影響もあり、最初の10年ぐらいは厳しい日々が続きましたが、「商売とは誠実なり」を実践することで、お客様からの紹介で徐々にではありましたが、着々と仕事が増えていきました。決して順風満帆な50年ではありませんでしたが、公私共に「義理と人情」を忘れること無く大切にすることで、様々な困難も乗り越えることができました。

2012年に社長職を譲り、現在は会長職に就任しておりますが、運送業界を取り巻く環境は、2024年問題を始めとして非常に厳しいものがあります。しかしリレー中継輸送「SHIROGANE絆リレー便」や、トラック便と鉄道貨物利用や内航海運利用と併せたモーダルミックスなど、当社の強みを活かした輸送方法を、常にお客様へ提案することができるよう精進して参ります。

結びに、経営理念の「あなたよし、わたしよし、みんなよし」と、企業使命の「想像から創造へ」を社員全員が一丸となり取り組み、創立50周年を第2の創業期と定義し、100年企業を目指して邁進してまいりますので、今後ともなお一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、感謝の挨拶といたします。

白金運輸株式会社 会長 海鋒 守

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